【2020最新】第19条:交代【原文】

原文

*この記事は「JBA2020バスケットボール競技規則」を読みやすいように再編集しています。

スポンサーリンク

第19条 交代

19-1 定義

  • 交代とは、交代要員がプレーヤーになるための請求によるゲームの中断のことをいう。

19-2 ルール

19-2-1

  • チームは、「交代が認められる時機」にプレーヤーを交代させることができる。

19-2-2

  • 「交代が認められる時機」は、次のときに始まる:
    • ボールがデッドでゲームクロックが止められたとき
      • ただし、ファウルまたはバイオレーションの後は、審判がテーブルオフィシャルズに伝達を終えたとき(両チームとも交代することができる)
    • 最後のフリースローが成功してボールがデッドになったとき(両チームとも交代することができる)
    • 第4クォーター、各オーバータイムでゲームクロックが2:00あるいはそれ以下を表示していて相手チームがフィールドゴールで得点したとき(得点されたチームは交代することができる)

19-2-3

  • 「交代が認められる時機」は、スローインを行うプレーヤーにボールが与えられたとき、あるいは最初のフリースローでフリースローを行うプレーヤーにボールが与えられたときに終わる。

19-2-4

  • 交代が認められたときは、ゲームクロックがいったん動いたあと、次にボールがデッドでゲームクロックが止められたときでなければ、チームベンチに戻った交代要員は再びゲームに出場することはできないし、交代して出場したプレーヤーも再び交代してチームベンチに戻ることはできない。
  • ただし、次の場合はゲームクロックが動かなくても交代が認められる:
    • そのプレーヤーを除くとそのチームが5人のプレーヤーを出場させることができない場合
    • 誤りの訂正によってフリースローを与えられるプレーヤーが、通常の交代をしてチームベンチに戻っていた場合

19-2-5

  • 第4クォーター、各オーバータイムでゲームクロックが2:00あるいはそれ以下を表示していてフィールドゴールが成功してゲームクロックが止められた場合、得点したチームに交代は認められない。ただし、審判がゲームを止めた場合を除く。

19-3 手順

19-3-1

  • 交代は、交代要員自身(ヘッドコーチまたはファーストアシスタントコーチではない)がスコアラーにその申し出を伝えなければならない。
  • 交代要員は、チームベンチエリアから出てスコアラーズテーブルのところへ行き、手で定められた交代のシグナルをする、あるいは交代席に座り、スコアラーにはっきりと交代の申し出を伝えなければならない。
  • 交代の申し出をした後は「交代が認められる時機」になるまで交代席に座って待つ。そのとき交代要員はすぐにプレーができる用意をしていなければならない。

19-3-2

  • 交代の申し出は、スコアラーが審判に知らせるためにブザーを鳴らす前であれば取り消すことができる。

19-3-3

  • スコアラーは、「交代が認められる時機」が始まったらできるだけ早くブザーを鳴らして審判に交代があることを知らせる。

19-3-4

  • 交代要員は、審判が笛を鳴らして交代のシグナルおよびコートに招き入れるシグナルをするまでは、境界線(サイドライン)の外にいなければならない。

19-3-5

  • コートから退くプレーヤーは、審判やスコアラーに報告しないで直接チームベンチに戻ってよい。

19-3-6

  • 交代はできる限り速く行わなければならない。
  • 5個のファウルを宣せられたプレーヤーあるいは失格・退場になったプレーヤーの交代は直ちに行わなければならない。(30秒以内)
  • 不必要に交代に時間がかかりすぎると審判が判断した場合、そのチームのタイムアウトとなり記録される。そのチームにタイムアウトが残っていないときは、そのチームのヘッドコーチにテクニカルファウルが宣せられ「B」と記録される。

19-3-7

  • タイムアウトの間あるいはプレーのインターバル中(ハーフタイムを除く)に交代をするときでも、交代要員はゲームに加わる前にスコアラーに対して交代の申し出をしなければならない。

19-3-8

  • 次の場合、フリースローシューターであっても交代しなければならない:
    • 怪我をした場合
    • 5個のファウルを宣せられた場合
    • 失格・退場になった場合
  • これらの場合、そのフリースローはフリースローシューターと交代したプレーヤーが行わなければならない。
  • 交代して代わりにフリースローを行ったプレーヤーは、フリースローのあと、ゲームクロックがいったん動いた後でなければ交代してチームベンチに戻ることはできない。

19-3-9

  • 最初のフリースローのボールがフリースローシューターに与えられた後に交代の申し出があった場合、以下のときにどちらのチームにも交代が認められる:
    • 最後のフリースローが成功したとき
    • 最後のフリースローが成功しなかった場合は、あとにスローインが続くとき
    • 与えられたそれぞれのフリースローの間にファウルが宣せられたとき
      • この場合、ルールの中で別途規定がある場合を除き、元々与えられていたフリースローを行ったあと、交代は新しいファウルの罰則が行われる前に認められる。
    • 最後のフリースローのあと、ボールがライブになる前にファウルが宣せられたとき
      • この場合、交代が認められたあと、新しいファウルの罰則が行われる。
    • 最後のフリースローのあと、ボールがライブになる前にバイオレーションが宣せられたとき
      • この場合、交代が認められたあと、スローインになる。
  • 2個以上のファウルに対してそれぞれの罰則に定められているフリースローの「セット」やボールのポゼッションが続けて適用される場合は、それぞれの「セット」は個別に扱われる。
    • この場合、それぞれの「セット」やスローインの前に交代が認められる。

関連する条文も合わせてチェック

第4章 プレーの規定

タイトルとURLをコピーしました