【2020最新】第12条:ジャンプボール、オルタネイティングポゼッション【原文】

原文

*この記事は「JBA2020バスケットボール競技規則」を読みやすいように再編集しています。

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第12条 ジャンプボール、オルタネイティングポゼッション

12-1 ジャンプボールの定義

12-1-1

  • ジャンプボールは、第1クォーターの開始時に、センターサークルで各チーム1人ずつのプレーヤーの間に審判がボールをトスすることで行われる。

12-1-2

  • ヘルドボールは、両チームの1人あるいはそれ以上のプレーヤーがボールに片手または両手をしっかりとかけて、どちらのプレーヤーも乱暴にしなければそのボールのコントロールを得られないときに宣せられる。

12-2 ジャンプボールの手順

12-2-1

  • 両ジャンパーは、センターサークルの自チームのバスケットに近い方の半円の中に両足が入るように立ち、片足はセンターラインの近くに置く。

12-2-2

  • 同じチームの2人のプレーヤーがサークルのまわりに隣り合わせて位置したときは、相手チームから要望があれば、一方の位置は譲らなければならない。

12-2-3

  • 審判は、両プレーヤーの間で、両者がジャンプをしても届かない高さまでまっすぐ上にボールをトスする。

12-2-4

  • ボールが最高点に達した後で、少なくともどちらかのジャンパーによって片手または両手でタップされなければならない。

12-2-5

  • どちらのジャンパーも、ボールが正当にタップされる前にそのポジション(位置)を離れてはならない。

12-2-6

  • どちらのジャンパーも、ジャンパー以外のプレーヤーかフロアにボールが触れるまで、ボールをキャッチしてはならないし、2回までしかタップすることはできない。

12-2-7

  • ボールがどちらのジャンパーにもタップされなかった場合は、ジャンプボールはやり直しになる。

12-2-8

  • ボールがタップされるまで、ジャンパー以外のプレーヤーは体のどの部分もサークルのラインに触れたり、越えたりしてはならない(ライン上のシリンダーを含む)。
  • 12-2-1、12-2-4、12-2-5、12-2-6、12-2-8に違反することはバイオレーションである。

12-3 ジャンプボールシチュエーション

  • 次のとき、ジャンプボールシチュエーションになる:
    • ヘルドボールが宣せられたとき
    • 誰が最後に触れてボールがアウトオブバウンズになったか審判に確証がなかったとき、あるいは審判の意見が一致しなかったとき
    • 最後のフリースローが成功しなかったときに、両チームのプレーヤーがフリースローのバイオレーションをしたとき(ダブルフリースローバイオレーション)
    • ライブのボールがリングとバックボードの間に挟まったり載ったままになったとき(ただし、以下の場合を除く)
      • 次にフリースローが続く場合
      • 最後のフリースローの後、そのチームのフロントコートのスローインラインからスローインが続く場合
    • どちらのチームもボールをコントロールしていないかボールを与えられる権利がない状態でボールがデッドになったとき
    • 両チームに対する等しい罰則を相殺したあとで、ファウルによる罰則が残らず、最初のファウルもしくはバイオレーションが発生する前にどちらのチームもボールをコントロールしていなかったかボールを与えられる権利がないとき
    • 第1クォーター以外の全てのクォーターやオーバータイムが始まるとき

12-4 オルタネイティングポゼッションの定義

12-4-1

  • オルタネイティングポゼッションとは、ゲーム中、ジャンプボールシチュエーションになったとき、両チームが交互にスローインをしてボールをライブにするゲーム再開の方法である。

12-4-2

  • オルタネイティングポゼッションのスローインは:
    • スローインをするプレーヤーにボールが与えられたときに始まる
    • 次のときに終わる:
      • ボールがコート上のプレーヤーに正当に触れたとき
      • スローインをするチームにバイオレーションが宣せられたとき
      • スローインされたライブのボールが、リングとバックボードの間に挟まったり載ったままになったとき

12-5 オルタネイティングポゼッションの手順

12-5-1

  • オルタネイティングポゼッションのスローインは、ジャンプボールシチュエーションになったところに最も近いアウトオブバウンズから行う。

12-5-2

  • ジャンプボールのあと、コート上でライブのボールのコントロールを得られなかったチームが、最初のオルタネイティングポゼッションの権利を得る。

12-5-3

  • それぞれのクォーターやオーバータイムの終了時点で、次のオルタネイティングポゼッションの権利を与えられるチームが、スコアラーズテーブルの反対側のセンターラインの延長線上からのスローインを行うことでその次のクォーターやオーバータイムを始める。ただし、フリースローやスローインの罰則が与えられる場合を除く。

12-5-4

  • オルタネイティングポゼッションによって次にスローインの権利を与えられるチームは、オルタネイティングポゼッションアローが相手チームのバスケットを向いていることで示される。
  • オルタネイティングポゼッションアローの向きはオルタネイティングポゼッションのスローインが終わり次第、速やかに変えられる。

12-5-5

  • オルタネイティングポゼッションのスローインの間にそのチームがバイオレーションを宣せられたとき、そのチームはオルタネイティングポゼッションのスローインの権利を失う。
  • オルタネイティングポゼッションアローの向きは速やかに変えられ、次のジャンプボールシチュエーションのときは、バイオレーションを宣せられたチームの相手チームがオルタネイティングポゼッションのスローインの権利を得ることが示される。
  • その後ゲームはバイオレーションを宣せられたチームの相手チームによるスローインを元々のスローインの場所から行うことで再開される。

12-5-6

  • どちらかのチームによるファウルが以下の状況で起きたとき:
    • 第1クォーター以外のクォーターやオーバータイムの開始前、あるいは、
    • オルタネイティングポゼッションのスローインの間
  • 上記の状況では、与えられていたオルタネイティングポゼッションルールによるスローインの権利は取り消されない。

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第4章 プレーの規定

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