- バスケットボールって何分で行う競技なんだっけ?
- ミニバスと中学校と高校と。時間がどう変化するんだっけ?
- NBAの試合って長くない?
この記事ではこういった疑問に答えていきます。
内容は以下の通りです。
- バスケの試合時間とは
- 延長戦ってどうなるの?
- 年齢やカテゴリ別の試合時間
この記事は、「バスケ歴20年」「JBA公認審判」である筆者による解説となります。ルールブックにのっとりながら丁寧に説明をしていきますね。
バスケの試合時間とは
さっそく結論からご説明します。
正式ルールによる試合時間は「10分 x 4セット」の合計40分間になります。これを「クォーター制」とよびます。もしかしたら、年代によっては「前半20分・後半20分」という形で覚えられている方もいるかもしれません。現在はルールが改正されてこの10分4セットとなりましたので、ご注意ください。
また、それぞれのクォーターの間には休憩時間も入ります。
- 1クォーター:10分
- 休憩:2分
- 2クォーター:10分
- 休憩(ハーフタイム):10分(or 15分 ※大会によります)
- 3クォーター:10分
- 休憩:2分
- 4クォーター:10分
全てを合わせると54〜59分間となります。けっこう短いですよね。ただし、実際にはファウルやフリースローで試合時間が止まってる時間もありますので、概ね1時間半〜2時間程度で1試合が終わることになります。
延長戦ってどうなるの?
また、4クォーターでも決着がつかなかった場合は、延長戦に突入します。
第4クォーターが終わったときに得点が同点だった場合、1回5分間のオーバータイムを決着がつくまで必要な回数行う。(中学校のゲームではオーバータイムは1回3分間とする。)
JBA バスケットボール競技規則
決着がつくまで、というのがポイントですね。どこかのタイミングで「引き分け」とはならず、勝敗が決まるまで続くことになります。私は以前、高校生カテゴリで「延長4回目=追加で20分」という試合をみたことがあります。1.5試合分ですから、かなりしんどそうな試合だったことを覚えています。かわいそう。
年齢やカテゴリ別の試合時間
ただし、日本のバスケットボールにおいては、小学生(ミニバス)・中学生・高校生など、カテゴリによっても試合時間が変わってきます。また、区民大会やローカル大会では独自の競技時間が定められることもあります。さらに、オリンピックなどの国際試合と、NBAでも試合時間が異なります。とてもややこしいですよね…。
ここでは、主なものをご紹介しておきます。
- ミニバス:6分4クォーター(試合時間:24分)
- 中学生:8分4クォーター(試合時間:32分)
- 高校生・大学生:10分4クォーター(試合時間:40分)
- Bリーグ:10分4クォーター(試合時間:40分)
- 国際試合:10分4クォーター(試合時間:40分)
- NBA:12分4クォーター(試合時間:48分)
基本的に、小学生や中学生は試合時間が短く、NBAでは一般ルールより長く試合を行なっている。という形で理解いただければOKです。
さいごに
以上、今回は「バスケの試合時間」についての解説となりました。
前半・後半制からクォーター制にいつの間にか変わったように、バスケットボールのルールは刻一刻と変化していきます。もし詳しく知りたい方がいらっしゃいましたら、「ルールブックの原文」まで目を通して見ることをおすすめします。このサイトで全て網羅しておりますので、よかったらご覧ください。