【2019版】第48条:スコアラー、アシスタントスコアラーの任務【原文】

過去の原文

*この記事は「JBA2019バスケットボール競技規則」を読みやすいように再編集しています。

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第48条 スコアラー、アシスタントスコアラー:任務

48-1

  • スコアラーは、スコアシートを用意して次のことを記録する:
    • ゲーム開始のときに出場するプレーヤーの氏名、番号、および交代要員全員の氏名、番号のチーム情報。ゲーム開始のときに出場する5人のプレーヤー、交代要員あるいは番号が違っているときは、できるだけ早く近くにいる審判に知らせる
    • 成功したフィールドゴールとフリースローによる得点の合計
    • 各プレーヤーに宣せられたファウル。プレーヤーに5個のファウルが宣せられたときは速やかに審判に知らせる。 また、コーチのファウルを記録し、コーチが失格・退場になる場合は速やかに審判に知らせる。同様に、同じプレーヤーに2個のテクニカルファウル、2個のアンスポーツマンライクファウル、あるいは1個のテクニカルファウルと1個のアンスポーツマンライクファウルが宣せられて失格・退場になる場合も速やかに審判に知らせる
    • タイムアウト。チームからタイムアウトの請求があったときは、「タイムアウトが認められる時機」に審判に知らせる。また、前後半や各オーバータイムでそのチームにタイムアウトが残っていない場合は、審判を通じてそのチームのコーチに知らせる
    • オルタネイティングポゼッションアローを用いて次のオルタネイティングポゼッションを示す。
    • 後半からはチームの攻撃するバスケットが変わるので、スコアラーは前半が終了したときに速やかにオルタネイティングポゼッションアローの向きを変えなければならない

48-2

  • スコアラーには、次の任務もある:
    • 各プレーヤーに宣せられたファウルの数を、両方のコーチに見えるように、表示器具を上げて示す
    • 1チームに各クォーター4個目のプレーヤーファウルが宣せられたときは、その後ボールがライブになってから、チームファウルペナルティーの表示器具をスコアラーズテーブルのそのチームに近い方の端に立てて示す
    • 交代の合図をする
    • ブザーは、ボールがデッドになり再びボールがライブになる前までに鳴らす。スコアラーのブザーはゲームクロックやゲームを止めるものではないし、ボールをデッドにするものでもない

48-3

  • アシスタントスコアラーは、スコアボードを操作しスコアラーをサポートする。スコアボードの表示とスコアシートの記録に相違がある場合は、確証がないときはスコアシートを優先させ、それにしたがってスコアボードを訂正する。

48-4

  • スコアシートの記録に誤りが見つかった場合は、次のように処置をする:
    • 記録の誤りがゲーム中に見つかった場合は、スコアラーは次にボールがデッドになったときにブザーを鳴らして審判に知らせる
    • 記録の誤りがゲーム終了の合図が鳴った後クルーチーフがスコアシートにサインをする前に見つかった場合は、その誤りを訂正することがゲームの結果に影響するとしても、訂正しなければならない
    • 記録の誤りがクルーチーフがスコアシートにサインをした後に見つかった場合は、その誤りを訂正することはできない。クルーチーフあるいはコミッショナー(同席している場合)は、その事実の詳細な報告を大会主催者に提出しなければならない

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第8章 審判、テーブルオフィシャルズ、コミッショナー:任務と権限

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