【2019版】第37条:アンスポーツマンライクファウル【原文】

過去の原文

*この記事は「JBA2019バスケットボール競技規則」を読みやすいように再編集しています。

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第37条 アンスポーツマンライクファウル

37-1 定義

37-1-1

  • アンスポーツマンライクファウルは、体の触れ合いによるファウルであり、以下の要素をもとに審判が判断する:
    • ボールに対するプレーではなく、かつ、正当なバスケットボールのプレーとは認められないプレー
    • プレーヤーがボールにプレーしようと正当に努力していたとしても、過度に激しい触れ合い(エクセシブコンタクト、ハードコンタクト)
    • オフェンスが進行する中で、その進行を妨げることを目的としたディフェンスのプレーヤーによる必要のない触れ合い
      • このルールは、オフェンスのプレーヤーがショットの動作に入るまで適用される。
    • 速攻に出ているオフェンスのプレーヤーとそのチームが攻めるバスケットの間にディフェンスのプレーヤーが全くいない状況で、その速攻を止めるためにディフェンスのプレーヤーが、そのオフェンスのプレーヤーの後ろあるいは横から起こす触れ合い
      • このルールはオフェンスのプレーヤーがショットの動作に入るまで適用される。
    • 第4クォーター、各オーバータイムで、ゲームクロックが2:00あるいはそれ以下を表示しているときに、ボールをアウトオブバウンズからスローインをするときに、まだボールが審判あるいはスローインをするプレーヤーの手にあるときに、コート上のディフェンスのプレーヤーが相手に起こしたファウル

37-1-2

  • 審判は、プレーヤーの起こしたアクションのみを基準として、ゲームをとおして一貫性を持ってアンスポーツマンライクファウルの判断を行わなければならない。

37-2 罰則

37-2-1

  • ファウルをしたプレーヤーに、1個のアンスポーツマンライクファウルが記録される。

37-2-2

  • ファウルをされたプレーヤーにフリースローが与えられたあと:
    • そのチームのフロントコートのスローインラインからのスローインで再開する
    • 第1クォーターをはじめる場合は、センターサークルでのジャンプボールになる
  • フリースローは以下のとおり与えられる:
    • ショットの動作中ではないプレーヤーがファウルをされたとき:2本のフリースロー
    • ショットの動作中のプレーヤーがファウルをされ、そのショットが成功したとき:得点が認められ、さらに1本のフリースロー
    • ショットの動作中のプレーヤーがファウルをされ、そのショットが不成功だったとき:2本または3本のフリースロー

37-2-3

  • テクニカルファウルを2個あるいはアンスポーツマンライクファウルを2個、もしくはテクニカルファウルとアンスポーツマンライクファウルを1個ずつ記録されたプレーヤーは失格・退場になる。

37-2-4

  • プレーヤーが37-2-3に則り失格・退場になる場合、アンスポーツマンライクファウルによる罰則のみが与えられ、失格・退場による追加の罰則は与えられない。

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第6章 ファウル

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