C−抗議の手続き
- 本項を国内大会において採用しない。ただし、各種条件を満たし適切に抗議の対応を実施できる場合は、JBAの承認により採用する事ができる。
C1
- チームは、以下の点について不利益を受けた場合は抗議を申し立てることができる。
- 審判によって訂正されなかったスコア、ゲームクロックの管理、ショットクロックの操作での誤り
- ゲームの没収、中止、延期、再開もしくはプレーをしないことについての決定
- 適用される出場資格に対する違反
C2
- 抗議が受理されるためには、以下の手順に従わなければならない:
- ゲーム終了後15分以内に、そのチームのキャプテンは、そのチームがゲーム結果に対して抗議を行うことをクルーチーフに知らせ、スコアシートの「Captain’s signature in case of protest」欄にサインをしなければならない。
- ゲーム終了後1時間以内に、そのチームは抗議の理由を文書にて提出しなければならない。
- 1件の抗議に対し保証金として1,500スイスフランを添えなければならず、抗議が棄却された場合はそれを支払わなければならない。
C3
- クルーチーフは抗議の理由を受け取ったあと、抗議につながった事象をFIBAの代表者(大会主催者)もしくは裁定機関(裁定委員会等)に文書で提出しなければならない。
C4
- 裁定機関は必要な手続き上の要求を行い、ゲーム終了後24時間以内に速やかにその抗議に関する決定を下す。
- 裁定機関はあらゆる確かな証拠に基づいて、一部あるいはフルゲームの再試合の実施を含め、適切な決定を下すことができる。
- 裁定機関は、抗議の対象となった誤りに限らず、ゲームの結果が確実に変わるという明らかで決定的な証拠が存在しない限りゲームの結果を変える決定はできない。
C5
- 裁定機関の決定は現場での決定とみなされ、その後の再審査や抗議は受け付けない。
- 例外として、出場資格に関する決定は規定に則り抗議することができる。
C6
- FIBAの大会や別途定めのないその他の大会での特別な規定:
- トーナメント形式の大会では、全ての抗議の管轄機関はテクニカルコミッティー(技術委員会)とする(FIBA Internal Regurations, Book 2参照)国内大会においては、大会主催者が設置した機関とする。
- ホーム&アウェーの大会では、出場資格に関する抗議の裁定機関はFIBA Disciplinary Panel(FIBA懲罰委員会)とする。
- その他の抗議に関する裁定機関はFIBAとし、競技規則の遂行と解釈に関する専門知識を有する1名以上が担当する(FIBA Internal Regurations, Book 2参照)。国内大会においては、大会主催者が設置した機関とする。