*この記事は「JBA2020バスケットボール競技規則」を読みやすいように再編集しています。
第5条 プレーヤー:怪我
5-1
- プレーヤーが怪我をした場合は、審判はゲームを止めることができる。
5-2
- 怪我が発生したときにボールがライブであれば、ボールをコントロールしているチームがショットを放つか、ボールのコントロールを失うか、ボールをコントロールしているチームがプレーをすることを控えるか、ボールがデッドになるまで、審判は笛を吹かない。
- 怪我をしたプレーヤーの保護が必要な場合は、審判は速やかにゲームを止める。
5-3
- 怪我をしたプレーヤーが速やかに(約15秒以内)プレーを継続できない場合、あるいは治療を受ける場合、そのチームのコート上のプレーヤーの数が5人未満になってしまう場合を除いて、そのプレーヤーは交代をしなければならない。
5-4
- ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、交代要員、5個のファウルを宣せられたチームメンバー、チーム関係者は、審判が許可をしたときに限り、怪我をしたプレーヤーを介抱するためにコートに入ることができる。
5-5
- ドクターの判断により怪我をしたプレーヤーが直ちに手当てを必要とする場合は、ドクターは審判の許可なしにコートに入ることができる。
- プレーヤーが怪我をしたとき、審判の許可があってもなくてもそのチームの誰かがチームベンチエリアから出てコートに入ったときは、そのプレーヤーは「手当てを受けた」ことになる。
5-6
- ゲーム中に出血をしたり傷口の開いているプレーヤーは、交代をしなければならない。そのプレーヤーは、出血が止まり開いている傷口が完全かつ安全に覆われた後でのみ、コートに戻ることができる。
5-7
- 怪我をしたプレーヤーや、出血をしたり傷口が開いているプレーヤーが、どちらかのチームに認められたタイムアウト中に回復した場合、スコアラーの交代のブザーの前であれば、そのプレーヤーはプレーを続行することができる。
- 怪我をしたプレーヤーの交代を知らせるためにスコアラーがブザーを鳴らすよりも前にタイムアウトが認められ、そのタイムアウトの間に手当てが終わった場合を指す。
5-8
- ヘッドコーチによってゲームの最初に出場すると指定されたプレーヤー、あるいはフリースローの間に手当てを受けるプレーヤーが怪我をした場合は、交代をすることができる。この場合、相手チームも希望をすれば、同じ人数だけプレーヤーを交代することができる。
- 怪我をしたプレーヤーに手当てを受けさせる場合は、フリースローの1本目のボールがフリースローシューターに与えられた後であっても、1本目と2本目のフリースローの間、あるいは2本目と3本目のフリースローの間に当該プレーヤーを交代させることができる。