【2019最新】第7条:コーチの任務と権限【原文】

原文

*この記事は「JBA2019バスケットボール競技規則」を読みやすいように再編集しています。

スポンサーリンク

第7条 コーチ:任務と権限

7-1

  • ゲーム開始予定時刻の最低40分前には、各コーチまたはその代理者は、ゲームに出場することのできるチームメンバーの氏名と番号、キャプテン、コーチやアシスタントコーチの氏名のリストをスコアラーに提出しなければならない。もしゲーム開始後に到着しても、スコアシートに記載されている全てのチームメンバーはゲームに出場することができる。
  • 国内大会においては、ゲームに出場することのできるチームメンバーリストの提出時間は、大会主催者の考えにより変更することができる。

7-2

  • ゲーム開始予定時刻の10分前には、各コーチはチームメンバーの氏名と番号、コーチ陣の氏名を確認・同意し、スコアシートにサインをしなければならない。また同時に最初に出場する5人のプレーヤーを明示しなければならない。チームAのコーチが先にこの情報を提供する。
  • 国内大会においては、チームメンバーリストを確認・同意する時間は、大会主催者の考えにより変更することができる。

7-3

  • チームベンチに座って、チームベンチエリア内にとどまることができるのは、コーチ、アシスタントコーチ、交代要員、5個のファウルを宣せられたチームメンバー、チーム関係者だけである。
  • 競技時間中、全ての交代要員、5個のファウルを宣せられたチームメンバー、チーム関係者は着席していなくてはならない。

7-4

  • ゲーム中、コーチあるいはアシスタントコーチは、ボールがデッドになりゲームクロックが止められているときのみ、スコアラーズテーブルに行きスタッツの情報を得ることができる。
  • スタッツの情報とは、得点、競技時間、スコアボードの表示、残っているタイムアウトの数、ファウルの数等を指す。

7-5

  • ゲーム中、コーチは、ボールがデッドになりゲームクロックが止められているときのみ、審判に礼儀正しくコミュニケーションをとることができる。

7-6

  • コーチとアシスタントコーチは、一度にどちらか1人であればゲーム中に立ち続けることを認められている。チームベンチエリア内であれば、ゲーム中にプレーヤーに話しかけることができる。
  • アシスタントコーチは審判とコミュニケーションをとってはならない。
  • コーチとアシスタントコーチは、両者が同時に立ち続けることは認められない。

7-7

  • アシスタントコーチを置くときは、ゲーム開始前にその氏名がスコアシートに記載されていなければならない(サインは不要)。コーチが何らかの理由で役目を続けられない場合は、アシスタントコーチがコーチの任務と権限を引き継ぐ。

7-8

  • キャプテンがコートから退くときは、コーチはコート上でキャプテンの役目をするプレーヤーの番号を審判に伝えなければならない。

7-9

  • コーチがいない、あるいはコーチが役目を継続できずスコアシートに記載されたアシスタントコーチもいない場合(あるいはアシスタントコーチも役目を継続できない場合)、キャプテンがプレーヤー兼コーチとして役目を果たさなければならない。
  • キャプテンは、自身がコートから退かなければならない場合もコーチとしての役目を継続できる。
  • キャプテンがディスクォリファイングファウルによって失格・退場となったり、怪我によってコーチの役目ができないとき、キャプテンの役目を引き継ぐプレーヤーがコーチとしての役目も引き継ぐことができる。

7-10

  • ルールによりフリースローシューターが決められていない全ての場合で、コーチはフリースロー
  • シューターを指定しなければならない。

関連する条文も合わせてチェック

第3章 チーム